超硬合金ノズルは、高圧・研磨性の作業条件下で、内部に隠れたクラックやボア摩耗が発生しやすくなります。突然の破損、スプレー性能の不安定化、生産停止を防ぐには、定期的かつ正確な検査が不可欠です。以下に、簡単で実用的な検査方法をご紹介します。
1. 事前洗浄
ノズルを圧縮空気で十分に洗浄し、ほこり、残留物、ゴミを取り除きます。検査前に室温まで冷却します。
2. 目視およびボア検査
外面のクラック、欠け、損傷を確認します。
内視鏡を使用して、内孔のマイクロクラック、エッジの欠け、侵食、材料の脱落を調べます。
顕微鏡を使用して、微小な表面摩耗や微細なクラックを確認します。
3. 摩耗測定
ノズルボアの内径、真円度、テーパーを測定します。新品ノズルと比較して、ボアの拡大、摩耗、形状変形を判断します。内径の増加は、深刻な研磨摩耗を意味します。
4. 内部クラックの非破壊検査
超音波検査:表面下や内部の隠れたクラックを検出し、現場での定期検査に最適です。
X線/CTスキャン:深部の内部マイクロクラックや隠れた欠陥を3D画像で確認します。
浸透探傷試験:内部に向かって延びる表面クラックを検出します。
5. 性能チェック
流量、噴射形状、圧力安定性をテストします。異常な流量や散乱したスプレーは、深刻な内部損傷を示します。
6. 判定基準
軽度の摩耗:検査間隔を短くして使用を継続します。
重度の摩耗:直接交換します。
内部に貫通または進展するクラック:直ちに廃棄します。
まとめると、表面状態、寸法摩耗、内部欠陥を総合的に検査することで、ノズルの使用寿命を効果的に評価できます。軽度に摩耗したノズルは検査サイクルを短縮して再利用できますが、重度に摩耗またはクラックが入ったノズルは、安定した運転を確保するために速やかに交換する必要があります。