ボールノーズエンドミルの性能、工具寿命、部品品質を確保するための重要な品質チェックを4つ紹介します。
1. 切れ刃半径と形状
• ボールノーズ半径(公称値と実測値)と輪郭精度を確認します。わずかなずれでも、3D輪郭の表面仕上げや寸法精度に影響します。光学測定(CMMやプロファイルプロジェクタ)または校正済み顕微鏡を使用して、半径と刃先形状が指定公差内であることを確認します。
2. 表面仕上げとコーティングの完全性
• 溝と肩部の表面を、コーティングの均一性、密着性、欠陥(剥離、はがれ、ピッティング)について検査します。不均一または損傷したコーティングは耐摩耗性を低下させ、熱の蓄積を増加させます。重要な箇所ではコーティング厚を測定し(例:XRFや断面観察)、切れ刃の表面粗さを確認します。
3. 振れと同心度
• 工具の振れと、シャンクに対するボールノーズの同心度を測定します。過度の振れはびびり、仕上げ不良、不均一な摩耗を引き起こします。精密ダイヤルゲージまたは主軸取り付け型テスターを使用して、振れが機械・作業の許容範囲内(高精度作業では通常数マイクロメートル)であることを確認します。
4. 硬度と基材の完全性
• 基材の硬度と完全性(内部の割れ、ボイド、微小破壊がないこと)を確認し、靭性と耐摩耗性を確保します。硬度試験(例:ロックウェル)や、必要に応じて非破壊検査(超音波または浸透探傷による割れ検出)、または金属組織断面観察により、熱処理と接合品質を検証できます。
クイックヒント:測定値を記録し、SPC(統計的工程管理)を導入して傾向を追跡し、問題を早期に発見します。